Google Spreadsheet で同じフォーマットのデータが複数のファイルに分かれていて、それらに対して固定値を設定しつつマージする方法
Google Spreadsheet で同じフォーマットのデータが複数のファイルに分かれていて、それらに対して固定値を設定しつつマージする方法を紹介します
2024.09.05
こんにちわ。組織開発 がミッションの人事グループ・組織開発室に所属しているてぃーびーです。
Google Spreadsheet で、同じフォーマットのデータが別々のファイルに分かれていて、それらを1つのシートにまとめるだけではなく、どのシートから得た情報なのかを区別する固定値を添えてマージしたいというとき、の設定方法についてまとめます。
具体例
例えば、社員の人事異動に関する情報が毎月別のファイルに同じ形式でまとまっているとします。
これらに対象の年月を表すシート名を固定値として追加しつつ、1つのシートにマージします。
2024年7月の2024年7月のサンプルデータ
※シート名 '202407'
2024年8月の2024年7月のサンプルデータ
※シート名 '202408'
マージ用のシート
マージ用のシートで設定している関数
=QUERY({QUERY(IMPORTRANGE("2024年7月のデータを保存しているファイルのURL","202407!A1:D6"),
"select '202407',Col1,Col2,Col3,Col4 where Col1 is not null label '202407' '年月'", true);
QUERY(IMPORTRANGE("2024年8月のデータを保存しているファイルのUR","202408!A2:D6"),
"select '202408',Col1,Col2,Col3,Col4 where Col1 is not null", false)},
"where Col2 is not null", true)
ポイント
- マージ用のシートのA1セルでQUERY関数とIMPORTRANGE関数を用いて2つのシートの情報を結合している
select '202407'
の部分でどのシートが元データかを表す固定値を設定しているlabel '202407' '年月'
の部分で固定値の列に見出しを設定している- 2024年7月の情報は見出しを含めている
- 2024年8月の情報は見出しを含めていない